タダイマトビラ読了
村田沙耶香さんの小説、タダイマトビラを読み終えました。
やっぱり今回も主人公はどこかおかしいというか、最後になると完全に壊れてました。
家庭に恵まれず、理想の家族、家庭を求めて頑張る主人公。
最初からどこかおかしいとは感じていました。コンビニ人間とかもそうですね。
でも言ってることは大体わかるな~って。(これ何回言ってるんだろう)
読んでいくと、主人公は理想にたどり着いたはずなのに、その理想が皆家族というシステムに縛られているだけ、みたいな結論になるんです。
その結論を出してからは完全に何を言っているのか読んでいてわかりませんでした。
脳に縛られているだとか、システムに自分も縛られていたんだ、とか。
読んだ人にしかわかりませんが、ラストのチャイムとかなんだったんでしょう。
皆解放されるとか主人公は言っていて、外に出た家族は?
あの展開にはついていけませんでした。
あ、あ、あ、あ、わ、わ、わ、わ、わ。こんな文字が本当に並んでるんです。
どういう意味なんでしょう?
主人公が壊れているだけかと思ったんですが、外に出た家族もあ、あ、あryとなってるんです。
いきなりファンタジーにでもなったかのような終わり方でした。
終盤以外は面白かったです。私でも納得できるような終わり方だったらなーと思いました。
読書してると普段考えないようなことを考えられるのが面白いです。
タダイマトビラ中にインナーチャイルド療法って話が出てきて、昔の自分を想像したりしてました。